24時間対応の在宅診療所、彩り在宅クリニック、内科、循環器内科、緩和ケア内科彩り在宅クリニック

クリニック紹介

理念

すべての人の、その人らしい「彩りある生活と人生」をサポートする



当院の特色

患者さんの思いに沿った医療を「365日24時間対応」でお届けします。

  • 院長は、総合内科専門医、循環器内科専門医であり、一般内科はもちろん、心不全治療やがん診療、緩和ケアを得意としております。
  • 訪問先で心臓の圧格差を測定できるAI搭載の最新エコーKOSMOSを導入。クラウド型心電図計と合わせて、ご自宅でも心臓の状態を検査可能です。
    (プレスリリース:米・超音波メーカーのエコノス、AI技術を活用して開発した、CW/PWドプラ搭載 次世代型タブレット超音波診断装置「KOSMOS Series」を日本市場で発売開始
  • 院長は大学病院派遣にて、都城市内の多数の病院で長い勤務歴があり(都城市郡医師会病院や、メディカル東部病院など)、都城市内多くの連携病院との入院体制を整えております。ご希望に応じて、病院へ入院依頼を行います。
  • ホームクリニックみまたと在宅診療で連携しており、質の高い在宅診療が受けられます。


行動指針
  • 患者様とその家族へ
    患者様と家族を中心においた医療を行い、医療者としての立場から、ともに悩み、考え、行動し、共感する医療を行います。
  • 医療者へ
    医療者の働き甲斐も経済的な安定も目指す、人を大切にする経営を行います。職員一人一人が充実した安定を持つことが患者様の幸せに直結すると考えます。常によりよい方法を皆で模索し、人生を通してともに学びあえる場を作ります。
  • 社会へ
    多職種や地域とのつながりを大切にし、医療を通して地域社会に貢献します。


 

院長ごあいさつ

①急性期病院で葛藤しながらの診療
 彩り在宅クリニック院長の坂田鋼治です。
 私はこれまでに突然命の危険を伴うような急性心筋梗塞や心不全の患者様に、心臓カテーテル手術などをはじめとした治療を行ってきました。また、宮崎大学病院で助教として学生指導にも従事し、PCPSのシミュレーションの企画なども行ってきました。また、大学院で心筋症のメカニズムの研究を行い、卒業式では答辞を述べるなど、日々やりがいを持って働いておりました。
 多くの診療を行う中で、患者さんに「手術をお勧めしますが、受けますか?受けないともしかしたら、様々な悪い状況になるかもしれません。」と話をし、同意された方にカテーテル手術を行ってまいりました。ただ中にはご高齢で手術をお勧めできない状態の患者様や、本人の強い意志で手術を受けない方もおられました。何かあったらどうしようと不安になる本人やご家族を診察室から送り出すときに、もし手術を受けられなかったとしても、すみ慣れたご自宅で安心して元気に過ごしていただけないか。そしてもし何かあったときに、本人ご家族に近い立場で医療を提示し、搬送の助言をしたり、ご自宅で最期まで看取るお手伝いができないものかと葛藤しながら、診療を行っておりました。

②同級生の末期がんを経験して
 そんな中、高校の同級生が癌の末期で余命があと僅かかもしれない。本人がどうにか外出してお父さんと結婚式場で花嫁姿の写真を撮りたいと希望している。どうにか撮りに行くことはできないかという相談を受けました。当時入院していたかかりつけの先生に連絡をとり許可をいただき、同級生数人とスケジュールを立て、付き添い医師として、酸素や血圧計、SpO2モニターを携帯しながらどうにか写真を撮ることができました。
帰り道の介護タクシーの車内で「最期まで見てもらえる病院があってよかった。ただ、本当は自宅の方がお世話になった人に会えるから、自宅で最期を迎えようとも思ったけど、都城はまだ在宅まで来てくれる先生が少ないから、、、。」と聞かされました。その1週間後に彼女は息を引き取りました。この経験をきっかけに、最期まで自宅で幸せに生きることをサポートできる医師になろうと一念発起しました。

③在宅医療を実践して
 2022年10月に開業して、在宅医療という形でこれまでに200人を超える(2023年7月現在)たくさんの患者様に関わらせていただきました。ご自宅に訪問すると、患者さんやご家族の人生や想いを拝聴できます。

  • 1年を超える長期入院の末自宅に戻り、気管切開と胃瘻の状態でも、訪問すると元気にハイタッチしてくれるご高齢の患者様。
  • 手足が動きにくくなっても、前向きに家族への感謝を述べられる患者様。

また、治らない、末期という方々も、すみ慣れたご自宅で安心して自分の人生やご家族への感謝を述べられながら旅立たれる事を何度も経験させていただきました。

  • 末期癌で入院していたが、自宅に戻って大好きだったタバコを吸って笑いながら最後を迎えた患者さん。
  • 丁寧に余命をお伝えした後に「よし、なら短い時間かもしれないけれど充実した人生を送ろう!」と言われ、ご家族みんなで旅行に行ったり好きなことをされ、最期には家族への感謝を述べて旅立たれた患者さん。
  • 重症大動脈弁でご家族に見守られながら、穏やかに亡くなられた患者さんなどなど、、、。

皆様自宅に帰ってきてよかった、連れて帰ってよかったと言われます。今では患者様一人一人の人生に寄り添う医療に、やりがいを感じております。

④地元都城で
 当院はホームクリニックみまたと連携し、持続可能な365日24時間対応を構築しています。また、お互いの専門性を生かした質の高い在宅医療を行っております。
 在宅医療を行うと、多岐にわたる疾患の中に、見過ごされている虚血性心疾患や、重症大動脈弁狭窄症などの心不全の患者様も多く見られ、これまでに培ってきた循環器内科専門医としての知識を、在宅の患者様に還元できたことも多々ありました。
 地元都城市で、診療を通して患者様の日々の暮らしと人生をお支えできることを誇りに思いながら、より良い医療を提供できるよう努めてまいります。もし何らかの理由で、手術や、抗がん剤療法などを受けられなくなったとしても、そこから始まる医療があると思っております。お気軽にご連絡ください。

※当院では、在宅医療に興味のある医師や看護師、事務の方の訪問診療の見学を随時受け付けております。お電話にてご相談ください。

また、院長は、患者様からの感謝を取り上げてあたたかい医療を目指す「Tegami」プロジェクトを行っております。ぜひ参照ください。https://tegami-medical.com/

院長
坂田 鋼治 (さかた こうじ)
略歴
1982年 宮崎県都城市生まれ、沖水中学校、泉ヶ丘高校を経て、国立浜松医科大学医学部卒業
2008年 県立宮崎病院初期研修
2010年 宮崎大学医学部附属病院 循環器内科
2011年 宮崎江南病院
2012年 藤元メディカルシステム 藤元中央病院
2015年 都城市郡医師会病院 循環器内科 
2018年 宮崎大学医学部附属病院 循環器内科
2021年 同上 兼 宮崎大学医学部薬理学教室 助教
2022年 都城市郡医師会病院 非常勤、ホームクリニックみまた勤務
2022年10月 彩り在宅クリニック 開業
資格
医学博士
日本内科学会認定内科医
日本内科学会総合内科専門医
日本循環器学会循環器専門医
心血管カテーテル学会認定医
難病指定医
身体障害者福祉法第15条指定医
緩和ケア研修会修了者
業績
業績一覧

おいしいものを家族と食べるのが趣味です。