24時間対応の在宅診療所、彩り在宅クリニック、内科、循環器内科、緩和ケア内科彩り在宅クリニック

特殊な処置などを要する訪問診療の例

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医療器具の進歩や、医療制度の改定により下記の内容に変更も考慮されます。ご不明な点はお問合せください。

気管切開の方

2~4週に1回程度の頻度で、当院にて訪問時に交換を行います。泉工メラソフィット(1重管C-CFS、2重管D-CFS)や、高研コーケンネオブレススピーチタイプの気管切開チューブを常備しておりますが、患者さんに合わせたものを取り寄せます。

▶︎ MERA

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人工呼吸器をつけている方

強制換気A/C、CPAP、SIMVや従量式、従圧式など随時対応いたします。条件設定を教えていただけますと幸いです。入院中に使用いただいている人工呼吸器をそのまま使いますが、中には在宅では使用しにくい呼吸器もありますので、在宅移行が考えられそうな患者様は早めに業者に相談されることをお勧めします。ResMedのAstral、フィリップスのトリロジーEVOなどが比較的在宅移行されやすいです。
▶︎ フィリップス
▶︎ 看護の注意点

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喀痰吸引について

たん吸引器に関しては、購入とレンタルがあります。患者さんに日常生活用具給付等事業の補助を利用していただき、購入していただくことが多いです。実質負担は1割程度(5,000円程度)が主です。
▶︎ 痰吸引器を購入するとき補助はあるのか?
 
当院ではポータブル吸引器を常備しております。在宅移行まで日がなく購入やレンタルが間に合わない方には当院より貸し出します(数に限りがありますのでお問合せ下さい)。
▶︎ スマイルケア

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酸素を使用している方

在宅酸素の提供が可能です。こちらから酸素の指示をだしますが、入院月は貴院の指示を優先いたします。各種取り扱い業者がおりますが、どちらの業者に委託されているかお知らせください。

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胃ろう、腸ろうの方

当院ではカーディナルヘルス胃瘻バルーンカテーテルのバルーンボタン式を主に採用しており、1~2か月ごとに当院で訪問時に交換を行います。バンパー型の胃ろう交換および腸ろうの交換は当院では行っておりません(2022年現在)。退院前にバルーン型に入れ替え頂くとそのまま当院のみで交換可能です。バンパー型のまま在宅移行し、次回交換のタイミング(半年後)に貴院の外来でバルーン型に交換していただく方もおられます。ずっとバンパー型で貴院にて半年に1回の外来で交換される方もおられます。

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真皮をこえる褥瘡がある方

褥瘡管理が必要なため、月に2回の訪問看護特別指示書をだしますので、訪問看護による毎日の介入が可能です。これまでの処置をお教えいただけますと幸いです。各種薬剤や、ハイドロサイトAD、ハイドロサイト薄型などを取りそろえております。

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PICCの方

  • 管理が可能です。在宅での挿入はしておりませんので、閉塞や感染での抜去時には再挿入の依頼をお願いする可能性があります。
  • 初回訪問時に以下の交換用物品を持参いたします。
    (例:スタットロック×2、プッシュ綿棒×2、フィルム×2、点滴チューブ×2、3括×2、生食20ml×4、18G針×4、20mlシリンジ×4)
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ポートの方

グローションタイプ、オープンエンドタイプ、一方弁タイプなどがあります。よく採用されるグローションタイプは生食のみでヘパリンが不要のため、在宅でも管理がしやすいです。もし一方弁タイプの場合には逆血確認で弁が破損する場合がありますのでお知らせください。

また、TPNにはカフティポンプを使用しています。ヒューバー針(コアレスニードル等)、カフティ用チューブセット、Yガーゼやドレッシング剤を用います。エルネオパを主に使用しています。月当たりの交換回数をお知らせ頂ければ幸いです。
▶︎ CVポートの管理
上記「4.CVカテーテルの形状と当院採用」を元に記載しております。

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自己導尿をされている方

ニプロのフォーリーカテーテルやシリコンカテーテルを取り寄せています。また間欠的自己導尿の方は病態に応じてカテーテル(ニプロ サフィードネラトンカテーテルなど)をこちらから払い出しいたします。

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PCAポンプを用いた疼痛管理

訪問薬剤師との連携のもと疼痛管理を行っております。モルヒネやフェンタニルなどの種類や量をお教えください。退院直後にできるだけ速やかに開始できるように日時の調整を行います。基本は1週間ごとに刺し替えを行います。

▶︎ シュアフューザーを使用される患者さんへ
▶︎ バルーン式携帯型ディスポーザブル注入ポンプをお使いの患者様へ

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自己腹膜透析

当院ではまだ経験はありませんが、院長は宮崎大学1内科時代に病棟で腹膜透析の経験はあります。病院様と連携を取らせていただきながら、ご要望がありましたら介入させていただきます。

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肺高血圧症にフローランなどを投与している方

ヒックマンカテーテルとCADD-Legacy®PCAモデルなどを用いて肺高血圧の治療を行う方のサポートをいたします。もし必要ありましたらご連絡ください。
▶︎ 在宅持続静注療法の基礎知識
▶︎ CADD Legacy 取り扱い手順

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DOBの点滴が切れない末期心不全の方

CVポートとCADD-Legacy(費用面よりアドミニストレーションセットスパイクを使用)を用いて、末期心不全でもDOBを投与しながら長期に在宅診療を受けられる患者様もおられます。ただし、現在のところポンプのレンタル費用を補うような加算は、心不全では算定できないのが現状です。また薬剤料の一部や延長チューブ、カセットなども保険算定が困難であり、患者負担が高額となるのが現状です(医療費とは別におおよそ月2~3万円ほどの患者さん負担となる可能性があります)。本人、ご家族の強いご要望がありましたらご相談ください。

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ペースメーカーやICDを植え込まれた方

外来受診が困難な場合には、在宅でチェックを行いますので、ご安心ください。

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